2009年11月12日木曜日

チューニングハンマーのチタンシャフトについて。

シャフトの主な素材にチタンを採用していますが、チタンは錆びず、軽く、強度があり、繰り返しの曲げにも耐える素材です。
曲げに耐え、なおかつ硬すぎず、調律師の要求に答えるタッチ感、そして、楽器の音色を阻害しない軽さを備えたハンマーを作りには最適な素材で、太さは12ミリ、ネジはヘール、アプスコの規格で作っています。

ヘール、アプスコ、シャフの規格で作る事により、パーツ(ヘッド、チップ)が入手しやすく、今まで使用していたヘッド、チップをそのまま引き続き使用出来る事。これを重視して作ります。
ネジはテーパーネジで、ヘッドに入れて締め込んでいくとストレートネジの場合底に付いてきつく締まりますが、左右の動きに対してはガタが出ます。
テーパーネジは管規格のネジなので、液体、ガス等が漏れないような嵌め合いになっていますので、がたが出ず、正確なタッチで調律するには最適なネジです。
メーカーによって規格が違いますので、取り付けられるヘッドが決まってきます。
手で締められ、緩んでこないのがテーパーネジの良い所です。
正確なテーパーネジはレンチ等で締める必要はありません。



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