2009年8月23日日曜日

独り言

朝から調律で午後は修理、どこへ行ってもテレビに高校野球。
残念ながら岩手県勢は負けてしまいました。でもどこかで残念セールやってないかな?

今日の調律は納調でした。自前のハンマーは新品のピンの動きもわかりやすく、新品納調の時間が以前より短縮出来ます。

自作のハンマーのネジについて。
ヤーン、シャフ、イトーシン、現在のヤマハ、ワタナベ、ヘール等々シャフトに切ってあるネジは管用のテーパーネジが採用されています。調べたところネジのピッチは共通で全て同じ規格でした。がイトーシンのみ太さが違います。これをクリアする為に太さを変えて作成しました。また、いろいろなところで言われますが、2山〜3山程度ヘッドの付け根からネジ山が出ます。これには理由があって、テーパーネジは締め込んで行ったときに、ネジの先端が奥についてしまったり、ネジ部が見えないようにぴったりと首の部分がヘッドについてしまうと、密着性にかけ、テーパーネジ採用の意味がなくなってしまいますし、ピアノから伝わる振動が手に伝わらない事になります。
試しにハンマーのヘッドを指にかけてぶら下げて、グリップ部分を中指で弾いてみてください。余韻が残るような響きがあればしっかりとシャフトとヘッドが密着してガッチリと止まっている証拠だと思います。
少しでも緩んでいると響きません。いろいろなシャフトを作成して試しましたが、首で止まっているものに関してはシャフトが緩み易いというがあると思います。が反面見た目が良いと言う良いところもあります。いずれもヘッドの雌ねじとシャフトの雄ねじの精度問題だと思います。



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